2004-01-01から1年間の記事一覧

「ぼくの地球を守って」1〜21巻完結

ファンタジー的世界の前世から転生した人たちの話。 発想自体はとても面白く、人間関係だけでも楽しくなりそうなのだが いかんせん、超能力対決みたいな感じに発展してしまって残念。 もっと人間ドラマを描いた方がより楽しくなりそうなのだが その辺りが少…

「BECK」1〜19巻

バンドマンガ。 平凡な中学生が実は非凡な才能を持っていて 成功や挫折を繰り返すサクセスストーリー。 ただ、リアルかと言うと、バンドをやっていた人間からすれば、それほどでもない。 現実には、上手い人間というのははいて捨てるほどいるが 天才と言う存…

「羊のうた」1〜7巻完結

吸血鬼(的精神病)の話。 姉弟に絡む話だが、自己と他人の境界を感じさせる話。 全体的に、ガラス細工のような綺麗なトーンを感じさせるのは冬目景の画風からか? 人間の掘り下げ方もなかなか気持ちよくてとても面白かった。

「シャカリキ!」1〜18巻完結

曽田正人の初期作品ということで、まだ粗いのかと思っていたらテイストは一緒だった。 努力型天才カタルシス自転車編。 天才と振り回される人々をアドレナリンを分泌させる描き方で描く。 ただ、最後のレースは長すぎて、どうしてもダレてしまう感じが否めな…

「フルーツバスケット」1〜14巻

動物変化モノといえば「らんま1/2」を思い出してしまうのだが 実は、動物変化自体は物語の核ではなく ピュアでイノセントな主人公に周りが巻き込まれてイノセント化していってしまうというお話。 むしろファンタジーよりも人物描写に主点を置いたのは少女…

「DEATH NOTE -デスノート」1〜2巻

天才VS天才の駆け引きのお話。 そこに死神というファンタジーが入るからなお面白い。 悪人を殺してかまわない。そして正義のカリスマになるという 少年誌ではうっかりシンパシーを抱いてしまいそうな発想をする主人公に ただ、謎が解きたいというプリミティ…

「いいひと」1〜26巻完結

「最終兵器彼女」でボロボロと泣かせてもらったので、これもさぞかしと思ったら ただのいい人のマンガでした。 イノセントな主人公が周りにイノセント菌を蔓延させて、その結果、ご都合主義的に成功するという。 まぁ、いかにもといえばいかにもなマンガでし…

「昴」1〜11巻完結

アドレナリン強制分泌漫画家と命名したい曽田正人。 お家芸の天才カタルシスマンガバレエ編。 天才とそれに振り回される凡人 一握りの人間にしか到達できない領域に登りつめる天才の姿。 ただ、これ、終わり方なに? なんか、大風呂敷を広げて、しまわないま…

「天は赤い河のほとり」1〜28巻完結

なんというか、こう言う完結の仕方もあるんだなぁ…。と 誰も幸せにならず、誰も不幸にもならず、何も起こらず ただ、こう言う出来事がありましたとさ。という終わり方。つまり、結論を読ませるわけではなく、過程を描きたかったのだろう。 軍記もの風ファン…