2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「シャカリキ!」1〜18巻完結

曽田正人の初期作品ということで、まだ粗いのかと思っていたらテイストは一緒だった。 努力型天才カタルシス自転車編。 天才と振り回される人々をアドレナリンを分泌させる描き方で描く。 ただ、最後のレースは長すぎて、どうしてもダレてしまう感じが否めな…

「フルーツバスケット」1〜14巻

動物変化モノといえば「らんま1/2」を思い出してしまうのだが 実は、動物変化自体は物語の核ではなく ピュアでイノセントな主人公に周りが巻き込まれてイノセント化していってしまうというお話。 むしろファンタジーよりも人物描写に主点を置いたのは少女…

「DEATH NOTE -デスノート」1〜2巻

天才VS天才の駆け引きのお話。 そこに死神というファンタジーが入るからなお面白い。 悪人を殺してかまわない。そして正義のカリスマになるという 少年誌ではうっかりシンパシーを抱いてしまいそうな発想をする主人公に ただ、謎が解きたいというプリミティ…

「いいひと」1〜26巻完結

「最終兵器彼女」でボロボロと泣かせてもらったので、これもさぞかしと思ったら ただのいい人のマンガでした。 イノセントな主人公が周りにイノセント菌を蔓延させて、その結果、ご都合主義的に成功するという。 まぁ、いかにもといえばいかにもなマンガでし…

「昴」1〜11巻完結

アドレナリン強制分泌漫画家と命名したい曽田正人。 お家芸の天才カタルシスマンガバレエ編。 天才とそれに振り回される凡人 一握りの人間にしか到達できない領域に登りつめる天才の姿。 ただ、これ、終わり方なに? なんか、大風呂敷を広げて、しまわないま…

「天は赤い河のほとり」1〜28巻完結

なんというか、こう言う完結の仕方もあるんだなぁ…。と 誰も幸せにならず、誰も不幸にもならず、何も起こらず ただ、こう言う出来事がありましたとさ。という終わり方。つまり、結論を読ませるわけではなく、過程を描きたかったのだろう。 軍記もの風ファン…